(かんざきゆうこ)
神崎 ゆう子(かんざき ゆうこ、1966年〈昭和41年〉3月12日 - )は、日本の歌手。本名:稲村 郁子(いなむら ゆうこ)。東京都新宿区出身。Rasisa所属。血液型はO型。身長168cm。
子供の頃は東京放送児童合唱団(現NHK東京児童合唱団)に所属し、1977年(昭和52年)には当時NHKで放送された『歌はともだち』に、同合唱団のメンバーとして出演したこともある。桐朋女子中学校・高等学校卒業。この頃から、歌手ならびにうたのおねえさんを志す。
1985年(昭和60年)に武蔵野音楽大学に進学し声楽を専攻。この頃、NHKラジオ第2の幼児向け番組で歌を披露したり「にこにこぷん」のステージショーに、うたのおねえさんとして出演していたことがある。
武蔵野音大在学中の1987年(昭和62年)、NHKの幼児向け番組『おかあさんといっしょ』の16代目うたのおねえさんに就任。
共演者は、以下の通り。
うたのおにいさんは、第7代目の坂田おさむ(同期退任)。
たいそうのおにいさんは、第9代目の天野勝弘(同期就任・同期退任)。
身体表現のおねえさんは、初代の馮智英。
他に、当時「志ん輔ショー」に出演していた古今亭志ん輔とも共演していた。
大学卒業後も出演を続け「昭和」から「平成」に改元後も出演。1993年(平成5年)3月をもって坂田、天野と共に番組を卒業。在任期間は6年間。
卒業後は『ムーブ・三宅裕司のどこが違うの?』(TBS)、『タモリの音楽は世界だ』(テレビ東京)の司会を担当。歌手としても「さんぽ」、「となりのトトロ」、「いつも何度でも」(『千と千尋の神隠し』から)、「君をのせて」(『天空の城ラピュタ』から)など、スタジオジブリの作品の主題歌をカバーした。
1997年度より、ベネッセコーポレーションの幼児向け教材「こどもちゃれんじ・ぷち」のお姉さんとして、映像教材にレギュラー出演し2007年度までの11年間出演。
これ以前にも、「こどもちゃれんじ・ぽけっと」や「こどもちゃれんじ・ほっぷ」の映像教材にもレギュラー出演していたことがある。
結婚後は2人の息子の母親として、その育児をつづるなど歌手以外にも活躍。なお次男の育児のときの、うたのおにいさんは今井ゆうぞうだったことを自身のブログに記していた。現在は、母校・武蔵野音楽大学が設ける武蔵野音楽大学附属音楽教室講師を務めるほか、2008年(平成20年)3月31日から2012年(平成24年)3月19日の番組終了まで、NHKラジオ第1の情報ワイド番組『ラジオビタミン』で、ラジオパーソナリティーを村上信夫アナウンサーと共に務めた。
19代目うたのおねえさんであるはいだしょうこは、桐朋女子中学校の後輩である。また、後任の茂森あゆみ、BSおかあさんといっしょのうたのおねえさんのかまだみきは、武蔵野音大声楽科の後輩に当たる
50代から終活を行っており、神崎は終活に対して「私らしい最期を迎えるために元気なうちに葬儀は、どのように執り行うか考えたり、いらない物を処分したり墓を決めたり生命保険の受け取りは、どうするかなどを考えた方がいい。最近は自分が死ぬまでにやりたい事や、年賀状の辞退についても考えるようになった」という意向を明かしている。番組で共演した三宅裕司は、神崎の終活に関しては「生きているうちにやりたい事をやれば、いつかその時を迎えられる」とインタビューで答えている。
現在は、株式会社Yuko gardenの社長。神崎が自ら手懸けたスマホアプリ、動く音絵本をリリース。2022年5月にプロジェクトが発表された。