(みすてぃすとーん)
ミスティ・ストーン(Misty Stone、1986年3月26日 – )は、アメリカ合衆国のポルノ女優、アダルトモデル。ザ・ルート紙によると、そのクロスオーバーな魅力から「ポルノ映画界のハル・ベリー」として知られている。
出生名ミシェル・リン・ホール(Michelle Lynn Hall)としてカリフォルニア州イングルウッドで生まれ、ネブラスカ州オマハで成長した。2014年のインタビューで、若い頃は性的にオープンではなく、自身をレズビアンだと思っていたと語っている。カリフォルニア州ロサンゼルスのクレンショー高校に通い、高校ではバスケットボールに打ち込んでいた。
ストーンは演技が好きだと語っているが、2009年のパロディ作品『Not the Cosbys XXX』でデニス・ハクスタブル役にキャスティングされるまでは、演技力を披瀝する機会はなかった。2011年、パロディ作品『Hustler’s Untrue Hollywood Stories: Oprah』にタイトルキャラクターであるオプラ・ウィンフリーとして出演した。
2013年、XRCO賞授賞式でエド・パワーズと共に、続いてナイトムーヴス賞でもロン・ジェレミーと共に司会進行を務め、更にBest Ethnic Performer部門で同賞にノミネートされた。
2014年2月、一般作品への出演に取り組んでおり、今後ポルノ映画ではレズビアンおよびソロのシーンのみに出演すると発表した。 2014年3月、3つの映画プロジェクトのうちの最初の作品である『I Thought You Were A Nice Man』の撮影を開始した。
2014年12月号のペントハウス・ペットに選ばれた。彼女のセンターフォールドは写真家のホリー・ランドールによって撮影され、表紙にも登場した。ストーンはペントハウス・ペットに選ばれたことについて、「12月のペントハウス・ペットに選ばれたのは光栄という以上に、現実とは思えない…」と述べ、「ペントハウス・ペット・オブ・ザ・マンスの栄冠に輝いたことは世界が変化しつつあること、そして変化は良いことであり、あらゆる可能性を示していると思います。」とも述べた。
ストーンはシネマックスシリーズ『Co-Ed Confidential』にドーン役で出演。VH1のリアリティ番組『Basketball Wives』にも出演。 2013年、ビデオゲーム『グランド・セフト・オートV』のキャラクターの声優を務めた。
2013年、デボラ・アンダーソンのドキュメンタリー映画『裸の告白~彼女たちの場合~』と、それに付随する美術本(ISBN 978-0-9893744-0-8)により注目された女優の1人となった。この映画には16人のポルノ女優が出演し、2013年5月にアメリカ合衆国で劇場公開され、翌年から海外でも公開された。
その他にも、2014年9月9日に放送された『サンズ・オブ・アナーキー』シーズン7初回でジャックス・テラーの出所後の歓迎パーティーのシーンに出演したポルノ女優の1人であり、ファンタジーSF『Sexy Warriors』(2014年)、ケーブルTVドラマ『Zane's the Jump Off』(2013年)、ジョセフ・ゴードン=レヴィットとスカーレット・ヨハンソンのロマンティック・コメディ『ドン・ジョン』(2013年)などのテレビ映画や劇場公開用映画でもさまざまな端役を演じている。
2013年、自身の制作会社ミスティ・ストーン・プロダクションを立ち上げた。また、ボディバターキャンドルを含む一連のオーガニック美容製品を製造、販売している。彼女の身体は大人のおもちゃ製作を目的として象られている。ストーンはフレッシュライトを製造する会社によって象られた最初の黒人女優である。
ストーンは2008年アメリカ合衆国大統領選挙でバラク・オバマに投票し、2016年アメリカ合衆国大統領選挙ではヒラリー・クリントンへの支持を表明した。