(だりるはんな)
ダリル・クリスティン・ハンナ(Daryl Christine Hannah, 1960年12月3日 - )は、アメリカ合衆国の女優。
イリノイ州シカゴ出身。子供の頃に両親が離婚し、母親は実業家のジェロルド・ウェクスラー(ハスケル・ウェクスラーの兄弟)と再婚している。幼少時に自閉症の傾向があると診断される。幼い頃からバレエを習い始め、11歳でCMに出演。南カリフォルニア大学で学び、1976年に映画デビュー。1982年の『ブレードランナー』のプリス役や、1984年の『スプラッシュ』の人魚役で注目され、その洗練されながらも嫌味の無い美しさから「ニューヨークの恋人」とも評された。2000年にはロンドンで、『七年目の浮気』の舞台版に出演。さらに2003年、『キル・ビル』において冷酷な殺し屋エル・ドライバー役の演技で賞賛された。2018年、『パラドックスの瞬間』で自身初となる映画監督を務めた。
私生活において1980年代から歌手のジャクソン・ブラウンと約10年間に渡り交際し、彼のミュージックビデオにも出演したが、ブラウンの暴力がきっかけで別離した。次にケネディ元大統領の息子ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ・ジュニアと交際するようになったが、母親のジャクリーン・ケネディが女優との結婚に反対したため、ゴールインはしなかった。
また、環境活動家としても有名。環境保護団体シーシェパードの支援者であり、2008年には調査捕鯨に対する妨害活動への参加を表明した。2012年にはパイプライン建設に対する抗議活動がもとで逮捕されている。
2016年ニール・ヤングとの交際を公表している。