(つきしまさくら)
月島 さくら(つきしま さくら)は、日本のAV女優、キャバ嬢。カプセルエージェンシー所属。セックスワーク関連ロビイスト。後述の活動もあり「セックスワーカーに対する偏見と戦うセクシー女優」の異名も持つ。
別名義に泉朱音、香椎りこ、柏木莉子、渡辺香織、苺由香、高木百合香、柴崎綾香、三崎香織、西谷真由里、室田千夏、長嶋穂花がある。
2008年(平成20年)7月11日、三和出版社の「デジタル耽美館」シリーズ作品vol.12においてAVデビュー。2021年(令和3年)12月、『週刊実話 2021年12月30日号』の記事「編集部イチオシ!! ヌケる女セレクション」に取り上げられた。2022年12月20日、『スカパー!アダルト放送大賞2023』新EXガールズオーディションにノミネート。
2023年5月までは生年月日を「1993年10月3日」としていたが、その後は「5月28日」(生年不詳)としている。元々の公称については、かねてより実際とは異なる可能性が本人により示唆されていた。月島は2022年の参院選に立候補しようとしたが、本当に1993年生まれだとすると月島は29歳であり被選挙権を持たないため、NHK党の齊藤健一郎が「30歳に満たないので出馬できない」とツイートした。これに対して月島は「AV女優の年齢はほとんど設定」と返信した。
その他にも、複数の作品で矛盾が生じている。例えば、2008年のデビュー作は逆算すると14歳の時ということになるが、これは15歳未満の児童の労働を原則として禁止する労働基準法に抵触する。また、2020年の月島としてのデビュー作は27歳の時ということになるが、タイトルでは32歳となっており、5歳のズレがある。
2022年6月15日に第208回国会・参議院本会議でAV出演被害防止・救済法が可決・成立したが、成立に向けて中心的に活動していた立憲民主党の塩村あやか参議院議員に対して、AV女優の金苗希実(新條希)が「AV女優は新法に守られるどころか苦しめられている」と同月19日のTwitter上で訴えた。この議論に月島が加わり、Twitter上で訴え始める。月島は、現場のAV女優は新法によって仕事を得にくくなるのが目に見えており、「誰を守ろうとしているのか分からない」と塩村を批判したうえで、せめて賃金を補償してほしい、法案を成立させる前に知っておくべき現場の慣習を塩村は把握しておらず、ここに来て、契約に関する業界のルールをこそ変えるべきと主張した。また、月島は、この問題が明るみに出たのが第26回参議院議員通常選挙の前であったことから、6月12日には直前まで選挙に立候補することを考えていたと明かしている。
2022年7月に開始された、AV新法改正を呼び掛ける署名運動「女優・男優・スタッフが働きやすい『AV新法』にしてください」共同発起人となる。7月15日には室井佑月と米山隆一の協力を得て塩村と対面し、天川そららとともに当事者意見の反映を掛け合ったが、主張は食い違いに終わった。
同年8月14日、フォーティーフォーマネジメント退所の意向を表明。AV新法改正の運動をする中で、第二プロダクション協会や一部メーカーから目立つことをしてほしくない旨の反発があり、事務所にこれ以上迷惑かけられないことを理由とした。8月15日、カプセルエージェンシー移籍を報告。以降もAV新法改正、修正を求めるロビイング活動を稲森美優、天使もえ、緒川はる、花宮レイと共に行っている。2022年10月、稲森美優とともに女性の多様な生き方を支援するグループ「siente」を発足。