(ちゃんよた / ちゃんよた)
ちゃんよた(英:chanyota、1995年6月30日 - )は、日本のYouTuber、プロレスラー、元AV女優、元警察官。HANAYA PROJECT所属。
東京都生まれ。父は鍼灸師。小学校低学年まで東京に住んで、両親の離婚後、新潟県に移住する。母が会社の事務で生計を立てた。中学の頃は成績が良く、特に理系科目が好きで、5年制の高等専門学校に進学する。
コンビニでアルバイトをしているときにストーカー被害に遭い「強くなりたい」と思ったことをきっかけに警察官となる。地域課に配属され交番勤務に就いたが、市民から心ない言葉を浴びせられることに精神的ダメージを受ける。その後、知人の警察官が心を病み自殺。仕事柄、遺体を扱うことも多く、「自分も、もしかしたら明日死ぬかもしれない」と思うようになり、約2年間勤務したのち辞職する。退職後は趣味の筋トレを活かしてパーソナルトレーナーとなった。
その後、筋肉女子として動画配信サイトで「よたマッスル」として活動する(のちにYouTube活動は「ちゃんよた」に活動名変更)。
2020年12月にAV女優としてデビュー。AV女優への志望動機は、別の高等専門学校に在籍していた紗倉まなが在学中にAV女優デビューしたニュースを知り、同じ高専出身者として刺激を受けたことや筋トレを欲している人たちにはAV女優や風俗嬢など裸の仕事が多かったこと、かつ夜の仕事でメンタルが下がりやすい人たちには医学的に筋トレが精神を安定させる効果があることを伝えるのに、顧客に近い立場になって説得力を持たせるため、ほかの動機に鍛えた自分の体を観てもらいたいという欲求、これからの人生をトレーニングに全振りしたいと思ったことを挙げている。AVそのものについては無知であったため、撮影に際してはむっちり女優と知られる本真ゆり、スパイダー騎乗位女優として知られる蓮実クレアの作品を見て勉強、研究を重ねた。
2021年5月30日、浅草橋ヒューリックホールにて行われた東京都パワーリフティング新人戦63kg級に出場し優勝。
28日、新宿歌舞伎町のSOD LAND(エスオーディーランド)にて記者会見が行われ、プロレス団体『P.P.P.TOKYO』でのデビューが発表された。プロレス入りのきっかけはジムが同じだった三富兜翔の試合を観戦したこと。そこで見た夏すみれの試合に感動したことを挙げている。同年9月14日、新宿FACEでの真琴with松本都戦でプロレスラーとしてデビュー。当初はバンビをパートナーに迎えタッグマッチの予定であったが、バンビが新型コロナウイルス濃厚接触者に指定された(のちに感染も発覚した)ため急遽ハンディキャップマッチとして行われた。14分4秒で敗北後、号泣。試合後はプロレス活動を継続することを改めてコメントした。
2021年12月22日、新木場大会ではバンビと組み山下りな、真琴組と対戦するが山下のインプラントでフォール負け。
2022年1月15日、コレガスタジオで行われたコレガプロレス、サタデーナイトライジングスターズにて、花園桃花相手に独自のフィニッシュホールド、エロティックハマーにてフォール勝ち。プロレスでのシングルマッチ初勝利。3月22日には雪妃真矢&世羅りさ組と対戦(パートナーは真琴)し、雪妃のタイガードライバーで敗北。
同年7月12日の会見では同月施行のAV出演被害防止・救済法により、スケジュールキャンセルが多発。日本車一台分の収入が失われたと言及。時間ができたことで肉体改造に重きを置くとした。9月4日『The New Beginning of “P”arty~狂宴~』ではプロデビュー1周年記念試合として、タッグマッチではあるものの憧れのレスラーであった夏すみれと対戦を果たした。15日にはスターダムが主催する若手ブランド『FIBERPLEX presents NEW BLOOD5』参戦が決定。記者会見ではロッシー小川を背負いスクワットするパフォーマンスを見せた。大会では桜井まいに敗北も、互いに再戦を誓いあった。11月3日にはBreakingDown6に参戦し、さぁちむに判定勝ち。ゲスト観戦していた明日花キララから「さぁちむさんがセクシー女優のことを馬鹿にしていたのでスカッとしました」と言及された。
2023年2月7日にSOD×P.P.P・新宿FACE大会で行われた6人タッグイリミネーションマッチにおいて、夏すみれのラ・マヒストラルを丸め込みで返し、ホームリングにおける自力初勝利。同年5月より一定期間休養。8月13日、新木場大会での尾崎妹加戦で復帰。9月21日、新宿FACE大会では水波綾&尾崎妹加組を相手にプロレスデビュー2周年記念試合を行い(パートナーは夏すみれ)、新技チャンカーナを出すも惜敗。
2024年2月12週FANZA通販フロアランキングにおいて、出演した『MOODYZファン感謝祭 バコバコバスツアー2024 AV男優発掘&育成スペシャル!! AV男優を目指す素人16名とAV女優16名の1泊2日大乱交ツアー!』が初登場1位となった。
2024年4月10日、心療内科の検査結果を明かし、注意欠陥多動障害、自閉症スペクトラム障害と診断されたことを公表。
2024年8月17日、宮城・仙台電力ホールにて開催された「マッスルゲート仙台大会」ウーマンズウェルネス一般の部で優勝。大会出場のため約12キロ体重を絞った。筋肉をつけてから落としたので、プロレスに必要なパワーを落とさずに動きやすい体となったという。同月24日に神奈川・茅ヶ崎市民会館にて開催された「マッスルゲート神奈川大会」でも2位となった。また、仙台大会での優勝に伴い、同年12月に東京・品川インターシティホールにて開催予定のゴールドジムジャパンカップの出場権利も獲得した。
同年9月1日、自身のYouTubeチャンネルにて同月をもってのAV女優業の引退を発表。プロレス、トレーニングなどの活動は継続する。
学生時代に打ち込んだものはバスケットボール。ジムでは総合格闘技の経験もある。筋力トレーニングは才木玲佳に憧れて筋力トレーニングを始め、結果が目に見えてわかる「育てゲー」だと思ったから継続できたという。
2020年現在、身長166cm、体重63kg、体脂肪率25%。2020年からは自らパーソナルトレーナーとしても働き始め、新たな知見を求めてウェイトリフティングのジムに通う。これは筋トレの基本であるベンチプレス、スクワット、デッドリフトのビッグ3を専門的な人に教わりたかったことによる。2020年6月現在は女優業を行いながらプロレスの合同練習を週2、パワーリフティングの練習を週6、さらにブラジリアン柔術の練習も行っている。プロレスデビューしてからは偏見から「あのAV女優をリングにあげるな」の声も浴びたが、バネにもなっていると答えている。
筋肉系AVというとボディビルダー体型を求められることも多いが、体型の理想像は総合格闘家の中井りん。2022年のインタビューではリア・リプリーを挙げている。
自他ともに認める「キツマン」であり、デビュー作のパッケージには「キツマンの女神様」と記述された。また、プロレスに取り組み持久力の必要性を感じ、試合の組み立てや魅せる技術が必要なことから「頭が良くないとプロレスできないな」という感想を得たという。
以前はAV、プロレスと活動内容で求められる体型に合わせるよう努力していたが、2023年時点では自分がなりたい「ちゃんよた」の体になれればよいと考えを改めた。