(みなみかわ)
みなみかわ(1982年〈昭和57年〉9月28日 - )は、日本の男性お笑いタレント、総合格闘家、YouTuber。合同会社ナンセ(個人事務所)所属。本名は南川 聡史(みなみかわ さとし)。お笑いコンビ「ピーマンズスタンダード」の元メンバー。
小学校3、4年生の時に『ダウンタウンのごっつええ感じ』にどっぷりハマり、中学に入ってからは姉の影響で『すんげー!Best10』にハマる。浪速高校に入ってからは、男子校のアメフト部というゴリゴリの体育会系の環境に身を置いていたため、お笑い番組を見ることがなくなる。大学ではアメフトを辞め、警察官を目指し関西大学の法学部二部に入学する。大学生活では同級生との交流はなく、暗い気持ちになっていたところに『M-1グランプリ』が始まり、「やっぱりお笑いっていいな」と再認識し、2003年10月、作家志望で松竹芸能タレントスクール大阪校に入る。
しかし、松竹芸能の養成所では作家は募集しておらず、2004年1月、ピン芸人として初舞台を踏む。元々芸人になるつもりもなかったため、一回ライブに出るのを辞めてしまうも、その時ちょうどコンビを解散した吉田寛に誘われ芸人になるのを決意。2005年7月にコンビ「ピーマンズスタンダード」を結成する。
ある時、相方が病気でライブに出られなくなり、2時間程でピンネタを作成。「アイヒマンスタンダード」という変名で韓国のバックダンサー「ぺ」に扮したネタだった。このネタがライブでもウケ、R-1ぐらんぷり2008で準決勝に進出。そこから『あらびき団』に拾われピンで1度目のプチブレイク。『エンタの神様』にも定期出演するようになった。
2009年に松竹の大阪の劇場がなくなり、大阪の仕事がゼロになり上京。しかし上京後のテレビ出演はボロボロで、次第にコンビ仲も悪くなりお互いがお互いに勝てるように違う格闘技を習い始める。その中の一つだったロシアの軍隊格闘術で、特別な呼吸法を用いて相手の攻撃のダメージをなくす「システマ」が『ざっくりハイタッチ』でフィーチャーされ、2度目のプチブレイクを果たす。以降、先輩芸人やプロ格闘家に本気で叩かれたり蹴られても無表情で「痛くないです」と、答える芸ばかり要求されるようになった。
2019年2月にピーマンズスタンダードを解散。ピン芸人「みなみかわ」としての活動をスタートさせる。ピン芸人としての活動も、2、3年やって芽が出なければ辞めようと思っていたため「あ、もう辞めるつもりなんやから何でもありか」と吹っ切れる。自身のYouTubeチャンネルでヒコロヒーと共に『もう二度と松竹を辞める人間を出さないでおこうTV』を開始し所属事務所の松竹芸能を公然と批判。そんな「腐り芸」が注目され『ゴッドタン』『さんまのお笑い向上委員会』『水曜日のダウンタウン』などのバラエティ番組に呼ばれるようになった。
松竹には根回しをし、妻が会社を立ち上げて独立しようとしていたところ、TKO木本の騒動が起き、タイミングが悪いと保留になっていた。
2024年5月末で、松竹を退所することが発表された。
2024年6月1日、合同会社ナンセに所属した。
名前は雅代 。合同会社ナンセ代表。109のジュエリー店の元・販売店員、みなみかわと出会った当時はギャルだった。浪費家。モデルの梨花に憧れ、ハワイアンな生活を目指し、世田谷区や目黒区でドッグカフェを開く事が夢である。その反面、「阿佐ヶ谷の太田光代」になるのが目標だという。
10年以上前(2022年から)にテレビで観たみなみかわに一目惚れし、mixiでDM (ダイレクトメッセージ)を送った事で二人は出会う。
2021年9月にバラエティ番組『ゴッドタン』(テレビ東京系)に、11月に『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)に立て続けにみなみかわが出演し、テレビ番組で大悟(千鳥)が「来年(2022年)はみなみかわが来る。」と発言した事で「売れる」と確信していたが、2022年1月は25日も休みがあり、泣くほどショックを受ける。
Instagramで「みなみかわ応援アカウント」を開設し、DMでのみなみかわの出演依頼の交渉を始める。東野幸治に「松竹芸能が何もしてくれないから、東野さんのYouTubeに出してください」とDMを送ったところ、それが「イタい」と面白がられ、実際にYouTubeに出演。その他にも千原ジュニア(千原兄弟)、佐久間宣行などにDMを送り仕事に繋げている。嫁の“闇営業”をキッカケに次第にさまざまなテレビ番組に呼ばれ、『お笑いアカデミー賞2022』(TBSテレビ系)「最優秀一部で話題賞」にノミネートされる。夫婦で街ブラや不動産をめぐるロケのオファーがあるが、あくまでみなみかわを世に出したいという理由で断っている。DMでの闇営業に専念するため2022年に正社員だったジュエリーの販売店員を退職する。2023年3月21日、合同会社ナンセを設立する。