(らふぁえるれおん)
ラファエル・アレシャンドレ・ダ・コンセイソン・レオン(Rafael Alexandre da Conceição Leão, 1999年6月10日 - )は、ポルトガル・セトゥーバル県アルマダ出身のサッカー選手。セリエA・ミラン所属。ポルトガル代表。ポジションはFW。
リスボン近郊の街であるアルマダにて、アンゴラ人の両親の下に生まれた。9歳の時にスポルティング・クルーベ・デ・ポルトゥガルのユースアカデミーに入団。2017年にBチームに昇格し、2016-17シーズンはBチームで12試合7得点を決め、2017-18シーズンにトップチームに昇格。2018年2月11日のCDフェイレンセ戦でトップチームデビュー。3月3日のFCポルト戦では、相手GKのイケル・カシージャスの股下を抜いてプロ初ゴールを決めるなど注目された。
しかし、2017-18シーズン締めくくりとなるはずだった、タッサ・デ・ポルトガル決勝戦を2018年5月21日に迎えた同月15日、スポルティングの選手やスタッフなどが、ウルトラスに襲撃されるという事件が発生。これを機にルイ・パトリシオやウィリアム・カルヴァーリョなどの生え抜きの選手達が退団を決意し、レオンも追随。
一時はボルシア・ドルトムントのチーム関係者との面会が報じられた、結局8月8日にリールと5年契約を締結。12月16日のニーム・オリンピック戦から4戦連発を含め、7試合6ゴールを決めたことで、フランス国内でキリアン・エムバペと比較する意見が出るようになり、『ポルトガルのエムバペ』と呼ばれるまでに注目を集める。
2019年8月1日、ACミランと5年契約を締結した。2020-21シーズン、9月29日、フィオレンティーナとの対戦で移籍後初得点、このゴールはミランの選ぶ年間最優秀ゴールにも選ばれた。12月20日、USサッスオーロ・カルチョ戦でセリエA史上最速となる開始6.2秒でゴールを決めた(これまでの記録はパオロ・ポッジが2001年に記録した8.1秒でのゴール)。
2021-22シーズン、優勝がかかるリーグ最終節のサッスオーロ戦でジル―の2ゴールなど3つのアシストを決めて勝利に貢献、リーグ戦では34試合で11ゴール10アシストを決めて11年振りのリーグ優勝に貢献、この活躍から同シーズンのセリエA最優秀選手賞を受賞した。
2022-23シーズン、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝のナポリとの第2戦、ドリブルで3人を抜き去ってジル―の決勝ゴールをアシスト、チームは16期振りの大会ベスト4入りを果たした。2023年6月2日、ACミランはレオンとの契約を2028年6月30日まで更新した。
プロデビュー前の2015年から、ユース世代のポルトガル代表に招集され、2016年にはUEFA U-17欧州選手権で優勝を経験した。
2022年11月23日、ワールドカップカタール大会、グループリーグ初戦のガーナ戦では途中出場して決勝ゴールを決め、決勝トーナメント1回戦のスイス戦でも1ゴールを奪って16年振りのベスト8進出を決めた。
出場大会
試合数
得点数