(小森愛 / こもりあい)
小森 愛(こもり あい、1969年7月22日 - )は、日本のタレント、元AV女優。
宇宙企画の美少女ソフト路線を代表した女優で、宇宙企画出身であることから一般にAV女優として認識する人が多かったが、デビュー当時はグラビア活動のみであった。きっかけは、スカウト。1989年、『愛が降ってきたよ』でAVデビュー。
1990年、引退作となった『廊下は静かに』では、クライマックスに学園内で『春夏秋冬』を歌いながら男たちを殺戮して返り血を浴びるシーンを演じた。この作品で初カラミ。しかし、AVとは呼べないほどソフトなモノだった。ちなみに本作は、宇宙企画の美少女路線を支えた、さいとうまこと監督の宇宙企画での最後の監督作品で、2006年に発売された『宇宙企画Classic 小森愛 COMPLETE BOX』に全て収録されている。アダルトメディア研究家・安田理央は本作をさいとうまこと監督の「AVへの決別状」であり「美少女AV路線終焉の象徴」と記述した。
引退後は、芝居の勉強をしたり、バンド活動を行い、1991年末から1992年にかけて、渋谷のライブハウス「TAKE OFF 7」にてバンドを従えたライブも何回か行っている。また、数は少ないが女優として舞台に立ったこともある(1992年、斉藤香名義で2本のアダルトビデオをバズーカレーベルからリリースしているが、公式記録には記載がない)。
1997年よりグラビアに本格復帰。さらにイメージビデオとヘアヌード写真集を発売。その後も、断続的に活動を継続するも、2000年頃から目立った活動は見られなくなる。一説によるとこれらの活動が不定期なのは、音楽活動で資金が必要になったときしか活動しないからではと言われている。2005年には、結婚し2児の母となっているとの記事が雑誌に掲載されたが、これは同姓同名の別人であった。
2011年12月2日から4日までの3日間、小森愛とギャラリー会場で直接会えて、話せて、握手ができて、ツーショット写真も撮り放題の「小森愛 写真展」(アリスJAPANプロデュース)を原宿のデザイン・フェスタ・ギャラリーで無料開催。全国各地からファンが集結、盛大なイベントになった。同月、アリスJAPAN専属女優としてAVに復帰。この復帰作で本番を解禁。本作の監督を務めたのは宇宙企画当時の作品の監督であるさいとうまこと、撮影も宇宙企画当時のビデオカメラマンの「矢部カメラマン」である。
2013年4月よりマドンナ専属となる。
2014年2月26日の公式ブログでAV引退を示唆する内容を掲載。AV引退後は女優・タレントとして活動を続けるとしている。
なお、2012年現在も結婚はしていないという。
2020年、『デラべっぴん』掲載写真をデジタル写真集『風写真帳 小森愛』として小学館から復刻発売。