(まつもとこんちーた)
松本 コンチータ(まつもと コンチータ、1973年8月10日 - )は、1990年代に活動した日本のAV女優、タレント。姓の「松本」は松本人志に由来する。
自称「マルチ・エロ・アーティスト」、「世界マラナメ教教祖」。
青森県出身。地元の大学付属高校を卒業後、短大入学のため東京に移住。2年生の時にスカウトされ、1993年12月に「大阪府出身」としてアダルトビデオデビュー。「コンチータ」という芸名は所属事務所の社長が発案したもので、「チンコ勃つ」のアナグラムである。
デビュー直前の1993年、フジテレビの特番『FNSの日1億2450万人の平成教育テレビ』で、ダウンタウンが担当する『これからAV女優になるのは誰だ?』というコーナーに出演、松本人志に「松本」姓を使わせてもらえるように持ちかけ、以来松本コンチータと名乗るようになった。松本人志が松本コンチータの名づけ親と言われるのは、このためである。
また、同番組では、「AV女優になったきっかけ」を浜田雅功から聞かれた際、「『テレビに出してあげる』といわれ、だまされたんです。」と発言していた。
「世界マラナメ教」の教祖を名乗り、あけすけな発言によってテレビの深夜番組で人気が出たが、肝心のAVでは決定打と言える作品がないまま当初の出演契約を終了。本人は納得いかず、ベテランAV監督の豊田薫を逆指名し、SM色の強いハードな引退作品を撮影させたというエピソードを持つ。
AV女優として活動中の1994年、NHK教育テレビの『ソリトン 金の斧銀の斧』への出演予定が、収録後突然キャンセルになり、番組に何らかの圧力がかかったのではないかとして話題を呼んだ。
AV引退後は「マルチ・エロ・アーティスト」 として、映画、Vシネマなどへの出演に加え、クラブイベントなどでのパフォーマンス、音楽・マルチメディア作品の制作、風俗店のプロデュースなど多方面にわたる活動を展開した。