(くろきまゆみ)
黒木 真由美(くろき まゆみ、1959年12月28日 - )は、日本の歌手、女優、タレント、デザイナー。福岡県福岡市出身。色黒でエキゾチックな顔立ちと、インディアンスタイルで人気を集めた。
小澤音楽事務所 → アルト企画(小澤音楽事務所の系列会社。現:アルトプランニング)
福岡市立多々良中学校 → 日出女子高等学校卒。
1974年、日本テレビ『スター誕生!』の小倉市民会館で行われたテレビ予選で、山口百恵の「青い果実」を歌い合格。
同年7月17日(放映は8月11日)、第11回決戦大会で、平田隆夫とセルスターズの「強いほうがいい」を歌い審査員特別賞を受賞(最優秀賞は岩崎宏美)。獲得の意思を示した会社は岩崎より多く18社。ちなみに岩崎は8社。テレビ予選と決戦大会のVTRは現存していないが、一部は16mmフィルムで撮影され、木曜スペシャル『実録・スター誕生!1974』にて放映された(1974年11月14日)。フィルムは存在が確認されており、過去を振り返る番組で流されることも多い。
1975年3月、キングレコードからシングル「好奇心」で歌手デビュー。健康的なトースト肌とお下げ髪で、ニックネームは"インディアン娘"。以降「感情線」「神さまお願い」などをリリース。
1975年の新宿音楽祭の銅賞を受賞。
同年11月「12のらくがき」をアルバムリリース。収録された「恋人と呼ばれて」「北極回り」の2曲は、山下達郎が初めて他人に提供した作品。
その後の1977年10月、同じ事務所の石江理世・目黒ひとみ(正確には黒木と目黒はアルト企画、石江は小澤音楽事務所)と共に、3人組グループ「ギャル」を結成したが、1979年に解散。アイドル時代を振り返り「まるで人形でした。『どんな時にも笑ってろ!』と言われて」と話している。
女優に転身した後、1984年にプロ野球読売ジャイアンツ投手・林泰宏と結婚し、一時芸能界を退く。林との間に長男・長女で元タレントの黒木マリナをもうける。
1996年の離婚を機に芸能界に復帰。
1999年、紗原 亜未に一時改名し、ヘアヌード写真集も出版した。
2000年代初頭頃にブランドの企画・デザイン、プロデュースの話を受けたのをきっかけにヨーロッパのブランド、芸術の美に惹かれ、高級アパレルブランド「ルアンジュ」で洋服、バッグ、食器など商品の企画、デザインの開発を手掛け、2017年頃にルアンジュのスタッフと一緒にパリに移住。
なお、長女の黒木マリナは元タレントで、2006年5月にはシングル『コイ★クル』で親子二代の歌手デビューも果たした。
※ すべてキングレコードより発売